保健室コーチングで生きる力を高めよう

保健室コーチングについてのブログです!

シリーズ主体性を育てる④ 主体性は「教える」のではなく「引き出す」もの

(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
桑原朱美です。

今日のテーマは
「シリーズ主体性を育てる④ 主体性は「教える」のではなく「引き出す」もの」です。

これまでの記事でお伝えしてきたように、
主体性の核心は「自分で考え、試行錯誤する力」です。
その力を育むうえで有効なのが「コーチング的思考」です。

コーチングとは、答えを与えるのではなく
「自分で考える力」を引き出し、自立を促すアプローチ。
本当の主体性は「教える」ことや「指示する」ことだけでは育ちません。
大切なのは、子どもたちが自分の内側にある答えを見つけられるよう支えることです。
ポイントは、コーチングの“技術”を使うこと以上に、
その土台にある 考え方や思考法 を身につけること。
断片的なやり方を得ようとするよりも、本質的な思考法を理解することで、どんな場面にも応用できます。

■なぜコーチングが主体性を育むのか?

コーチング的思考が重視するのは「子ども自身の内側にある可能性」に気づかせることです。
ティーチングやマネジメントのように外側から答えを与えるのではなく、
子どもが自分の意志で考え、決め、行動するサイクルを回せるように導きます。

■主体性を育む4つのアプローチ

①「問い」の力で内省を促す
 「〜しなさい」ではなく「どうしたい?」「どうすれば解決できる?」と尋ね、思考のスイッチを入れる。

②「答え」ではなく「プロセス」を評価する
 「どうやってそこにたどり着いた?」「何を学んだ?」と過程に焦点を当て、挑戦する価値を感じさせる。

③「自己決定」の機会を与える
 家庭で:「今日着る服を自分で選ぶ」「宿題をやる時間を自分で決める」
 学校で:「掃除の担当場所を自分で決める」「発表の順番を自分で選ぶ」
 小さな選択を尊重する。経験の積み重ねが責任感につながる。

④「強み」と「可能性」に光を当てる
 「どんなことにワクワクする?」「できた秘訣は?」と問いかけ、
強みを自覚させることで自己肯定感と動機づけを高める。

■実践の場面例

●子どもが「どうしたらいいかわからない」と言ったら
 →答えをすぐに教えるのではなく「まずはどんな情報が必要?」「誰に聞けばいいと思う?」と問い返す。

●子どもの意見を聞くとき
 →「それでいいよ」と安易に同意するのではなく
   「そのアイデアはどこから来たの?」「そうすることで何が良くなる?」と掘り下げる。

こうした関わりが、子どもに「考え、行動し、責任を持つ」主体性のサイクルを回させる力になります。

■人生のハンドルを自分で握っている実感が大事

保健室コーチングでは「生きるって楽しいよを伝える大人になろう」
を合言葉に、主体性・自己受容感・レジリエンスを高める理論と思考法を学びます。

「子どものために学び始めたのに、自分自身の生きづらさが軽くなった」
 ――そう話す受講生は少なくありません。
なぜなら「生きるのが楽しい」と感じられるのは、自分で人生のハンドルを握っている実感があるから。
自分次第で現実は変えられる。
その理論と実践を行き来できるからです。

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「生きるって楽しい」「人生は自分次第」と体験を伴った言葉で伝えられる仲間になりませんか?

それでは、今日も素敵な1日を!

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