保健室コーチングで生きる力を高めよう

保健室コーチングについてのブログです!

シリーズ主体性を育てる② あなたのその行動、本当に“自分”のものですか?

 

 

一般社団法人ハートマッスルトレーニングジム
桑原です。

子どもに主体性を育てたい。
そう願いながらも、私たち大人自身が
「他人軸」で生きてしまっていることはありませんか?

「やらなきゃいけないから」
「周りがそうしているから」

――そんな理由で動くのは、一見まじめで責任感があるように見えます。
でも心の奥では、自分の気持ちを置き去りにしているのかもしれません。


■ デシ&ライアンの自己決定理論

実際、他人軸で動き続けると
「人に認められないと不安」「頑張っているのに満たされない」
といった感覚に陥りやすくなります。
自分の中の喜びや達成感が薄くなり、ただ“こなすだけ”の毎日になってしまうのです。

心理学の研究(デシ&ライアンの自己決定理論)でも、
人が本当にやる気を発揮するのは
“自分で選んだ”と感じられるときだとされています。

つまり、大人が「自分の意志で動くこと」を取り戻さなければ、
子どもに主体性を伝える言葉は力を失ってしまうのです。


■ 主体性を育む3つの小さな実践

① 自分の「Why」を問いかける
毎日の行動に「なぜ?」を添えてみましょう。

義務感や世間体ではなく、
自分の価値観や想いに結びつく理由が見つかれば、
その瞬間から行動の質が変わります。

② 小さな選択を楽しむ
夕食のメニューや休日の過ごし方――ほんの小さなことでもいい。
「自分で決める」体験の積み重ねが、自分らしい軸を太くしていきます。
例えば「今日はあえて違う道を通って帰ろう」といった小さな選択でも、
“自分で選んだ”という感覚は確かに心を元気にします。

③ 失敗を学びに変える
「どう見られるか」ばかりを気にするのは他人軸。
主体性をもって動く人は、失敗を“次に生かす材料”として扱います。
キャロル・ドゥエックの研究が示すように、
失敗を成長の糧にできる考え方(成長マインドセット)は、
未来への挑戦力を高めてくれます。

■主体性を生きる人の行動の原点

主体性を生きる人は「やらなければ」ではなく「やりたいから」動きます。
その違いは、仕事でも家庭でも大きな安心感と充実感をもたらします。

例えば、子育てで「みんながやっているから」ではなく
「わが家に合う方法は何だろう?」と考える姿勢は、
子どもにとっても安心の土台になります。

子どもたちは、大人の言葉ではなく「大人がどう生きているか」を
敏感に感じ取ります(バンデューラの社会的学習理論)。

だからこそ、私たち自身が主体的に生きる姿を見せることが、
子どもにとって最高の教育になるのです。

「今日はどんな小さなことを、自分の意志で選びますか?」
その一歩が、あなたと子どもたちの未来を大きく変えていきます。

保健室コーチングベーシックコースは、
子どもたちへの主体性の育て方、それを支える大人自身の自分軸を整えます。

それでは、今日も素敵な1日を!

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